前回の続きです。
12:00
手術の前処置。
肩への注射。(麻酔を聞きやすくするために打つとのこと。)
点滴。
どちらも地味に痛い。点滴は1度失敗でさらに痛い。
この点滴と筋肉注射が痛いと言う人がいるわ~。手術は痛くはないわよ~とのこと。
いいえ、ラミセルが激痛です。
12:30
分娩台にて処置。
手足をしばられ、指になにかはさまれる。
心電図もつけられる。
酒は弱いか?
激弱です。
寝てる間に終わるから大丈夫だよと言われる。
麻酔入れます。
眠くならないです。
そのうちなるよ~。笑
あ~嘘です。眠くなってきました。。。
オレンジと白の幾何学模様の世界がぐるぐると目の前で回っていました。
1色のベタ塗りではなくランダムなタイルを貼りあわせたような、かんじのオレンジと白。
オレンジタイルと白タイル。時々黄緑タイル。
あ~今手術されてるんだよね。でも私どこにいるんだろう。これいつ終わるの。。
死んだりしないよね。助けて看護婦さん!
そして、オレンジと白の画面が交互に切り替わります。タイルは細かくなって、天井の壁のようなざらざらしたかんじ。
そして、最後に白のタイルになり、それが私を押した様にかんじました。
その瞬間、お腹にラミセルの時と同じ鈍痛があり、痛いと叫びました。
まだこれからなのかな、もう嫌だ、痛いよ、怖い、気持ち悪いと思っていると、分娩室のライトが見えました。
どうやら終わったようです。
そのまますぐに乗せられ運ばれ、病室のベットに寝かされました。
寝かされた時は、ものが2つずつ見えていました。
軽くパニック状態でした。
自分の病室だと気付くのに時間がかかりました。
ようやく起き上がり、携帯を見ました。
13:10
意外と時間が経っていなくて驚きました。
ナースコールして水飲んでいいかと聞くと、気持ち悪くなければOKとのこと。
少しずつ飲みました。お腹も空いてきました。
14:30
夫到着。
シュークリームを食べる。
大変だったねと。
やっぱり、来てくれるとほっとしました。
一度帰ってまたくるわ、うんぬんなどと話していると、
16:00
診察に呼ばれ、薬をもらってお会計して帰りました。
もうラミセルと麻酔はこりごりだと思いました。
ラミセル挿入の痛みは陣痛と似ていたこともあり、あーそうだった。こんなだった。もう2人目なんて無理だ。うん、もう陣痛に耐えられない。無理無理。と思っていました。
しかし、手術も終わり痛みが薄れると、また何カ月したらがんばろうという気持ちになっていたので、不思議です。
そしてまた陣痛の時後悔するだろうなぁ・・
麻酔で見た幻覚は意識がなくなりすぐに見たと思っていましたが、ひょっとして覚める前のものだったのかも。
感覚としては、1~3分の出来事でした。
手術は辛くて、痛くて、気持ち悪かった。
初診から1ヶ月近く経っていた。
人生で一番辛い体験だったと思う。
けれど、うまく表現できないけど、自分の気持ちとして、こんなこと体験したくなかったという思いよりも、お腹に来てくれてありがとうと思えたことがよかったと思いました。
ラミセル激痛でした。
その後無事に出産しました。